人生の後悔とは|日本人の老人が後悔したアンケートについて|真剣に生きる

インターネットで「老人 後悔」と調べると、「7割の老人が後悔したこと…」といったタイトルの記事が多く見つかります。

これらの記事の内容は、アメリカの老人が人生に後悔したことを記した内容です。ですので、「日本人の老人が老後に後悔すること」とは、ちょっと違っているのではないかと思います。

そこで、この記事では、日本人の老人が人生で後悔したことについて記述して行きます。

≪記事の要約≫

人生をより良く生きるためには、後悔しない人生を送るためには、目の前のことに真剣に取り組んで、日々、自分に負けないことが大事。

 

日本人の老人が人生で後悔したことを調査|アンケート

日本人の老人が人生で後悔したことをご紹介する前に、ちょっとだけ先ほどご紹介した「7割の老人が人生で後悔したこと」についてご紹介して行きたいと思います。

「7割の老人が人生で後悔したこと」という内容の記事が多いですが、これらの記事のソース(情報源)はyoutubeのようです。

アメリカでの老人へのアンケートで、人生で後悔していることは何かという質問への返答の7割が、

「人生にチャレンジしなかったこと…」という結果になったことから、インターネット上のいろいろな記事で話題になったということです。

アメリカ人は基本、開拓民であり、「チャレンジへの意欲がもともと強い性格」であっることから、アメリカ人は歳をとり人生を振り返ったときに、「もっとチャレンジしておけば良かった…」といった感慨にふけるのだと思います。

そういったことをから、アメリカでのアンケート結果の

「7割の老人が後悔していること=もっとチャレンジしておけば良かった…」

ということは、そのまま「日本人の老人の後悔」に当てはまるとは言えない、と思います。

ただ、「人生にチャレンジしてこなかった」という後悔は、アメリカ人の基本的な気質に由来する人生の後悔といえますが、「人生にチャレンジしてこなかったという後悔」は「めんどくさくて行動しなかった」という、国民性を問わない、日本人にも共通する人間の怠け心に由来する後悔でもあるといえます。

では、この点も含めて、日本人の老人が後悔していることを見ていきましょう。

 

日本人の老人が人生で後悔していることとは

日本人の老人が人生で何を後悔しているのか?

老いの工学研究所」というサイトに参考になる情報があります。

老いの工学研究所には、アンケートという形で「人生の後悔」が5つのジャンルに分かれて掲載してあります。

人生の後悔(アンケート)

  • 学校・勉強編
  • 仕事・経験編
  • 子供編
  • 結婚・恋愛編
  • 心がけ編

このサイトにある『人生の後悔・心がけ編』を少し参考にして、日本人の老人の後悔を考えてみます。

ちなみに、このアンケートの投稿した人はそれなりの年齢層の人ということですが、年齢層には幅があるようです。

ですので、アンケートの『人生の後悔』を投稿した人の年齢は、想像の範囲になりますが、日本人の老人が後悔したことに関しての参考にしてよいと思います。

では、さっそく日本人の老人が人生で後悔したことを見ていきましょう。

 

日本人の老人が人生で後悔したこと|心がけ編

  • もっともっと、人を大切にすべきだったと。
  • 社会的知識をもっと充実させるべきであった。
  • 時間を大切にすべきだった。
  • 人生設計。もっと、しっかりした計画を立てておけばよかった。
  • 苦しいことから逃げたこと。(受験勉強とか)
  • 苦難のときも、諦めずに進んできましたが、忍耐をしすぎて健康を害した時期がありました。
  • 仕事を第一にしすぎた。
  • 両親にもっと親孝行すべきだった。遅かった。

出典:http://oikohken.or.jp/photo/?p=1111

日本人の老人の『人生に後悔したこと(心がけ編)』から、以上のようなことを日本人の老人が後悔していることが分かります。

ただ、以上のアンケート結果の内容を見てみると、

「いまの20代から60代の人の後悔しそうなこと」と「日本人の老人の後悔の内容」が同じであると感じます。

このことは、「老人になって感じる後悔と若いときに感じる後悔は基本的に同じ」であるのことを表していってよいかもしれません。

結局のところ、自分ができること、できると思っていることをちゃんとしなかったら、

してこなかったら、年齢に関係なく後悔することが分かります。

 

基本的に後悔とは、『できるのにやらなかったこと』に後悔することであって、

そのときにできないことは、後悔しようがないと思うのです。

そういった意味では、ご紹介したアンケートの結果の内容は、『できるのにやらなかったことへの後悔』なのかなと思います。

人の事情はそれぞれにありますので、後悔の内容を詳しく詮索することは意味がありません。

ただ、このアンケート結果を見て改めて、

  • いま自分ができること
  • やりたいこと
  • やらなければならないこと

に、本気で取り組んでいかないと、

たぶん後になって後悔するのだろうな、とあらためて思います。

同じことの繰り返しになりますが、

「後悔とはできなかったことを悔やむのではなく、できるのにやらなかったことを悔やむこと」ということなのかなと思います。

では、なぜできるのにやらなかったのか?

その大きな要因の一つはやはり『人間の怠け心』にあるのだと思います。

ということは、

人生に後悔しないようにする秘訣は、『自分の怠け心に打ち勝つ』『自分にまけないようにする』ことかも知れません。

老子の第33章では、「足るを知るものは富めり、自らに勝つものは強し…」と書いてあります。

結局、人生をより良く生きるためには、後悔しない人生を送るためには、目の前のことに真剣に取り組んで、日々、自分にうち勝っていくこと=負けないことが大事なのかなと思います。

 

老子 (岩波文庫)

 

↓人生について

人生とは何か|人は何のために生まれてきたのか|生きる意味とは