本当の幸せとは何か?それは信じるか信じないかだけだと思う

インターネットでは良く、「本当の幸せとは」というタイトルの記事があります。

それらの記事には「本当の幸せとは」についてどのように説明しているのか

この記事では、そのことについて述べていきます。

 

「本当の幸せとは」をインターネットで調べてみると

インターネットで「本当の幸せとは」と検索すると、とてもたくさんの記事が見つかります。

それらの記事には、「本当の幸せとは」何と書いてあるのかをまとめると以下のようになります。

≪本当の幸せとは≫

  1. 安心・満足
  2. 使命に生きる
  3. 苦しみの中にある
  4. 精神的豊かさ
  5. 気がつくこと
  6. など

 

本当の幸せとは安心・満足なの?

本当の幸せとは安心・満足なのでしょうか?

安心とは「心が安定していること」であり、満足とは「心が満ち足りていること」といって良いでしょう。

確かに、心が満ちたりて安定すると心のざわつきがなくなります。

この「心が安定し心がしずかであること」が幸せの状態なのでしょう。

 

本当の幸せとは使命に生きるなの?

本当の幸せとは使命に生きることなのでしょうか?

使命に生きるとは、

  • 生まれてきた目的を自覚してすること
  • その目的に向かって全力で取り組むこと

といえるかも知れません。

多くの方は一度は、「何のために生まれてきたのだろう…。」と思うのではないでしょうか?

生まれてきた目的(使命)が分からないと、生きる意味が分からなくなり、心がむなしくなります。

でも、自分がこの世に生まれてきた目的を知ることができたら、また、その目的に向かって自分ができることに全力で取り組めば、

「生きててよかった…」

と感じられるのではないかと思います。

そしてこの「生きててよかった」ということを感じられることが幸せなのかなと思います。

 

本当の幸せとは苦しみの中にあるの?

本当の幸せは苦しみの中にあるのでしょうか?

人生における苦しみにはさまざまな苦しみがあると思います。

先ほどお話ししたように、本当の幸せとは「使命に生きる」と考えるのであれば、

使命に向かって苦しみを感じているときには、その苦しみが「幸せ」になるのかなと思います。

「私たちにとって最善のことは、苦悩を通して歓喜を勝ちうることだと申しても良いでしょう。」
引用:ベートーベンの生涯(青木やよい著・平凡社)

上記の言葉はベートーベンの言葉といわれています。

「苦悩を通して歓喜を勝ちうる」とは、「苦しみの中に幸せがある」ことと通じるのではないかと思います。

また、「陰極まりて陽」という言葉もあるように、幸せは苦しみの果てにあるのかも知れません。

落ちるところまで落ちればスッキリする…

という言葉はよく聞きますが、「陰極まりて陽」を体感的に多くの方が知っているから良く言われる言葉なのでしょう。

ただ、苦しみの中に幸せがあるなんて正直「いや」ですね。

でも、「苦しみの中に幸せがある」という言葉を知っておくと、苦しみが訪れたときでも一つの希望が心の中に見つかるのではないかと思います

 

本当の幸せとは精神的豊かさなの?

本当の幸せとは精神的豊かさなのでしょうか?

その前に、精神的豊かさとはいったい何なのでしょうか?

管理人ラボには精神的豊かさが何なのか良く分かりません。

ただ、老子は「足るを知るものは富めり」といっています。

また、ソクラテスが「ちょっとのもので満足できるものが富者である」

と言ったと聞いたこともあります。

この「富めり」や「富者」という意味に精神的なものも含まれるのであれば、少ないもので満足できることを精神的豊かさといえるのではないかと思いました。

そして、ちょっとのことで満足ができる精神的豊かさが幸せにつながり、それは上記した「心が安定することが幸せ」を示していることになります。。

 

本当の幸せとは気が付くことなの?

本当の幸せとは気が付くことなのでしょうか?

幸せとは「気が付くこと」と聞いて、シスターの鈴木秀子さんが思い浮びます。

鈴木秀子さんは次のようにお話しされています。

人は病気になったり寝たきりになったりしてはじめて、

「自分で歩きたい…」

「口からものを食べたい…」

「自分でトイレに行きたい…」

と心から思うようになるそうです。

そして、いままで当たり前のことが当たり前にできることがいかに幸せだったかを実感するそうです。

ですので、「歩けること・目が見えること・耳が聞こえること・健康であることがいかに幸せなことであるかにいま気が付きなさい。」

と鈴木秀子さんは言われていました。

確かに、「歩けること・目が見えること・耳が聞こえること・健康であることはとても幸せであること」は頭では分かります。

ただ実際に、「健康であることがとても幸せである」ということを心から実感することは、病気やけがをしたことがない人には本当にはできないのではないかと思います。

そういったことを考えると、

「幸せとは気が付くこと」とは、いま恵まれていることを実感できることなのかもしれません。

でも、実際には実感できないから、ほとんどの人は本当の幸せを実感できないのではないでしょうか。

 

ほんとの幸せとは

「本当の幸せとは何か」ということを、さまざまな視点から考えてきました。

「本当の幸せ」をいろいろと考えてきて思うことは、

「本当の幸せ」とは結局「自分が何を信じるか」なのかとも思ったりします。

例えば、仏教を信じている人は、仏教にある本当の幸せを信じると思いますし、

キリスト教を信じている人は、キリスト教の本当の幸せを信じていると思います。

特定の宗教を信じていない人は、好きな作家や尊敬する人が考える「本当の幸せ」を信じるのだと思いますし、

自分を信じている人は、自分が考える「本当の幸せ」を信じているのでしょう。

人間は生きている限り何かを信じていますので、「本当の幸せとは何か」がまだ見つかっていない人は、まだ、自分が信じるものが見つかっていないのかなと思います。

そういったことを考えると、

「本当の幸せ」とは個人個人で違うもので、

「本当の幸せとは自分で何を信じるかを自分で決めること」

なのだと思います。

では、管理人ラボにとって「本当の幸せとは」ですが、

その答えの一つが、「働く幸せ~仕事で一番大切なこと~(大山泰弘著)」の中にありました。