スローリーディングの意味・方法・効果とは|主人公の体験を追体験していくことが大事

スローリーディングとは。

スローリーディングの意味や方法とは。

この記事は、スローリーディングの意味・方法・効果をまとめた内容になっています。

 

スローリーディングの意味・方法・効果

スローリーディングの意味について。

スローリーディングには、次の意味があることいわれています。

≪スローリーディングとは≫

  • 一冊の本を時間をかけてゆっくりと読み説いていくこと。

スローリーディングは、本の要点だけを読むような「速読」の反対になります。

スローリーディングとは、一冊の本を時間をかけて読み解いていく読書法になります。

ところで、「一冊の本を時間をかけてゆっくりと読み解いていくスローリーディング」が注目されるようになったのは、

灘高校の元国語教師をされていた橋本武さんが、授業でスローリーディングを実践されていたことがきっかけになっているようです。

 

橋本武さんのスローリーディングの方法

橋本武さんのスローリーディングの方法は、橋本武さん独自のスローリーディングの方法であるそうです。

橋本武さんによると、スローリーディングとは次のような読書法である、と言われています。

スローリーディングは、その人の世界により深く入り込み、自分の世界にまで結び付けていく読書法です。
出典:伝説の灘校国語教師の「学問の勧め」より

 

橋本武さんのスローリーディングの方法を具体的に言うと、例えば、

  • 本の主人公が食べたお菓子を食べてみる…
  • 本の主人公が凧揚げをしたら凧揚げをしてみる…
  • 本の主人公がしていたカルタをしてみる…

と、このように、

物語の主人公が行っていることを追体験しながら本を読んでいくこと

が、スローリーディングの方法になります。

橋本武さんは、

作品中で疑問に思ったことを徹底的に調べることもスローリーディングの方法ではとても大事

ともされています。

例えば、

  • 主人公の言葉使いが分からなかったら調べる…
    ※方言・昔の言葉など
  • 干支の意味が分からなかったら調べる…
  • 物語に登場する季節の行事の意味を調べる…

など、このように、「文中で分からないことがあったら調べる」ことが、橋本武さんの実践されたスローリーディングでは大事になるそうです。

 

スローリーディングでは横道にそれることが大事

橋本武さんは「文中で分からないことがあったら調べる」ことを「横道にそれる」と言われています。

そして、「横道にこそが学びの宝庫であり人生の幅を広げてくれるもの」ともいわれています。

橋本武さんのスローリーディングの方法とご紹介してきましたが、

橋本武さんの考えるスローリーディングは、「物語の主人公の体験をより深く追体験すること」だったのですね。

 

スローリーディングの効果

物語の主人公の体験を追体験して、自分の世界にまで結び付けていくスローリーディングには、どのような効果があるのでしょうか?

この点について、橋本武さんは次のように考えられていました。

≪スローリーディングの効果≫

「急いで読み進めても読んだ人の心には何も残りません。ゆくっりと味わいつくし、調べつくす。そうやって読書が自分の体験になると一生の財産になります。」

「本当に役立つことは、じっくりと時間をかけて学ぶことが必要です。それが一生の宝になるのです。」

出典:伝説の灘校国語教師の「学問の勧め」より

 

橋本武さんはスローリーディングの本当の目的(効果)を、

  • 本当に役になるものを得ること
  • 自分の一生の財産を得ること

だと考えられていました。

 

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まとめ

橋本武さんによって、注目されるようになったスローリーディング。

スローリーディングには、「本当に自分の役に立つ一生の財産を得ることができる効果」があります。

スローリーディングでは、多くの本を読む必要はないのでしょう。

それよりも、自分が本当に気に入った本をゆっくりと味わいながら何度も何度も読むことが大事なのでしょうね。

江戸時代の話をすると、江戸時代は現代に比べて極端に書物が少なかったです。

とくに、子供が読む本は、小学・大学・中庸・論語や往来ものの一部くらいに限られていたように思います。

ですので、江戸時代の子供は小学・大学・中庸・論語を、何度も何度も時間をかけてゆっくりと読み進めていったのではないかと思います。

このような江戸時代の子供の読書環境もスローリーディングといえるのではないかと思いました。

江戸時代末期、外国人が日本人をみて「なんて素晴らしい国民なんだ…」と驚いたという話は良く聞きますが、

外国人が日本人の礼儀正しさをみて驚いた背景には、

江戸時代の人は「スローリーディングで小学・大学・中庸・論語を自分のものにできていた」からではないかと思います。

そういったことから、スローリーディングは、本の内容を身に付けるために、とても大事な読書法であると思いました。

学生や社会人の中には、多くの本を読む必要がある方も多くおられると思います。

仕事に必要な情報を得るためには、速読で効率よく効果的に読むことが大事でしょう。

ただ、速読するときでも、スローリーディングの読書法を身に付けていれば、より効果的な速読ができると思います。