恩送りの意味や使い方とは|江戸時代にはあったの?仏教との関係は?日本だけ?

「恩送り」の意味や使い方とは。

「恩送り」は江戸時代にあったのでしょうか?仏教との関係も気になります。

この記事は、恩送りの意味や使い方・仏教徒の関係を考えた内容になっています。

 

恩送りの意味や使い方とは

辞書によると、「恩送り」には次のような意味があります。

恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/恩送り

「恩送り」とは、「人から受けた恩をその人にではなく、他の人に返す(送る)こと」といえます。

 

恩送りの使い方

恩送りとは、「受けた恩をその人ではなく別の人に送ること」ということですが、管理人ラボは学生時代に「恩送り」を教えてもらっていた気がします。

大学生時代のとき、ある先輩と飲みに行くと、大体おごってもらっていました。

ですので、ラボが後輩と飲みに行くときは、普通におごるようになっていました。

自分が先輩から受けた恩(おごってもらったこと)は、自分が先輩の立場になったときに後輩に返す(おごる)…、

このようなことが「恩送り」なのかなと思います。

 

恩という言葉の意味

恩という言葉の意味について、

「恩とは恵みのこと」

と、昔から言われているそうです。

人から恵みをもらったら自分も人に恵みを与える…

このような考え方がどこから来たのか分かりませんが、このような思想が昔から日本にはあるのでしょうね。

 

恩送りは江戸時代にあったの?日本だけ?

恩送りはいつ頃から始まったのでしょうか?

また、江戸時代には恩送りがあったのでしょうか?

現在において、「お世話になった方の子供に恩を返すという風習」は一般的に行われていると思います。

「お世話になった方の子供に恩を返すという風習」は恩送りの一種といってよいでしょう。

そう考えると、「お世話になった方の子供に恩を返すという風習」は江戸時代でも普通にあったと考えられます。

また、江戸時代だけでなくもっと前の時代の鎌倉時代・弥生時代そして縄文時代であろうと、

「お世話になった方の子供に恩を返す(送る)ことは普通に行われていた」のではないかと思います。

そして、「お世話になった方の子供に恩を返す(送る)こと」は、日本だけでなく海外でも普通に昔から行われていたことではないかと思います。

ということは、

恩送りという風習がいつ頃から行われてきたのかを考えてみると、

「恩送りは人間が人間として誕生して以来ずっと行われてきたこと」なのかなと思います。

 

恩送りの源流は仏教にあるの?

恩送りの源流はどこにあるのでしょうか?

仏教には恩という概念がありまが、「恩送り」は仏教によって誕生したのでしょうか?

この点については、詳しいことは分かりません。

ただ、先ほどお話したように、「恩送りは人間が人間として誕生して以来からずっと行われてきたこと」なのかなと思います。

ですので、「恩送りの思想の源流」は、「仏教が誕生する前の人間が人間として誕生したところ」にあるのではと思います。

では、「人間が人間として誕生したのはいつなのか…」。

この問題について、

人間は慈悲という感情を持ったときに人間として誕生した」という言葉を聞いたことがあります。

ということは、「人間に慈悲という感情が芽生えたときから恩送りは始まった」といえるのかも知れません。

仏教でもキリスト教でも儒教でも、人間にとって大事なことは慈悲(慈しみ)の心であると言われています。

そういったことを考えると、

恩送りができるということは自分の中に慈悲の心があり、そしてその慈悲の心の実践ができている

ということなのかなと思います。

では、「慈悲の心を実践できる」とは具体的にはどのようなことなのか?

それは、「慈悲の心を実践できることこそが本当の人間であること」といえるのではないかと思いました。

このように考えてくると、「恩送りとは本当の人間として保つための大事なこと」なのかも知れませんね。