あなたは「流れに身をまかせる」という言葉を聞いたことがありますか?
管理人ラボは「流れに身をまかせる」という言葉を聞くことがあります。
「流れに身をまかせる」とは「何の流れ」に身をまかせるのか?
「流れに身をまかせる」とどのようなことが起こるのか?
以上のことをこれから考えて行きます。
≪流れに身をまかせるとどうなるの?≫
- 「流れに身をまかせる」と「自分の人生を受け入れられるようになる」
- 分かりやすくいうと「流れに身をまかせる=現状を受け入られるようになる」
「流れ身をまかせる」とは
「流れに身をまかせる」について、「何の流れに身をまかせるのか」をWEB上にはいろいろな情報があります。
≪「流れに身をまかせる」の流れとは≫
- 物事の流れ
- 世の中の流れ
- 自然の流れ
- 人生の流れ
- 運(命)の流れ
- 大きな力
- 宇宙の流れ
- 自分の気持ち
「流れに身をまかせる」の「流れ」とは何なのか。
WEB上から見つけた「流れのもと」を大まかに分類すると、以下のようになります。
≪「流れに身をまかせる」の「流れのもと」≫
- 物事の流れ・世の中の流れ
- 自然の流れ・人生の流れ
運(命)の流れ・大きな力
宇宙の流れ - 自分の気持ち
流れに身をまかせるの流れ① 物事の流れ・世の中の流れ
「流れに身をまかせる」の流れを、「物事の流れ・世の中の流れ」と考えている人がいます。
物事の流れに身をまかせる…
世の中の流れに身をまかせる…
うーん…
とくに上記の言葉からは何も感じません…。
ということは、管理人ラボが考える「流れに身をまかせる」という「流れのもと」は、「物事の流れや世の中の流れ」ではないのだと思います。
流れに身をまかせるの流れ② 自然の流れ・人生の流れ・運(命)の流れ・大きな力・宇宙の流れ
「流れに身をまかせる」の流れを「自然の流れ・人生の流れ・運(命)の流れ・大きな力・宇宙の流れ」と考えている人もいます。
自然の流れに身をまかせる…
人生の流れに身をまかせる…
運命の流れに身をまかせる…
大きな力の流れに身をまかせる…
宇宙の流れに身をまかせる…
以上のような表現は管理人ラボ的にはしっくりきます。
ということは、
管理人ラボが思う「流れに身をまかせる」という「流れのもと」は、「自然・人生・運命という人知を超えた自然の摂理ともいうべきもの」
なのだろうと思います。
流れに身をまかせるの流れ③ 自分の気持ち
「流れに身をまかせる」の「流れ」を、「自分の気持ち」と考えている人もいます。
「自分の気持ち」とは「内なる自分の声」というイメージなのかなと思います。
「自分の内なる声」とはある意味、「自分自身の声でもあり何か大きな存在の声」でもあるような気がします。
ということは、「自分の気持ちという流れに身をまかせる」とは、「何か大きな存在から発せられる心の声」になるのかなと思います。
「流れに身をまかせる」とどのようなことが起こるの?
「流れに身をまかせる」の「流れのもと」を考えてきました。
いろいろな「流れのもと」がありますが、その流れのもとを一言でいうと「人知を超えた自然の摂理」とでも言えるのかなと思います。
では、「人知を超えた自然の摂理の流れに身をまかせる」と、どのようなことが起きるのでしょうか?
その前に、なぜ人は「人知を超えた自然の流れ」に身をまかせようと思うのでしょうか?
それは、そのように思う大きな理由は「現状がうまく行かないから」ではないかと思います。
頑張っている…
とても頑張っている…
できることは全部やった…
でも…、うまく行かない…
どうすればいいの…?
どうすればいいのか分からない…
もう限界かも…
……限界だ………、
このように思ったとき、人は「流れに身をゆだねるしかない…」と思うのだと思います。
というよりも、それしか方法がないのです。
「現状を受け入れる=流れに身をまかせる」というように。
では実際に、自分のできることを精一杯努力したあとに、
「人知を超えた自然の摂理の流れに身をまかせる」と、どのようなことが起きるのでしょうか?
「流れに身をまかせた」多くの方は次のように言っています。
「流れに身をまかせると、結果的になんとなくうまくいっているように感じる…。」
多くの方がこのように言う理由は、
自分のできることを精一杯努力したあとは、「どんな結果が出ても前向きにとらえることができるようになる」ということかも知れません。
別の言葉でいえば、「やることは全部やった。もうこれ以上はできない。あの時、もっとやればよかった…という気持ちはもう湧いてこない。」という状態に到達した、といえるかも知れません。
このような状態になると、流れに身をまかせることによって、どのような結果が出たとしても、
「精神的に落ち着いて、流れに身をまかせた結果をそのまま受け取れるようになる」のかも知れません。
流れに身をまかせるとどうなるのか?
それは、
「落ち着いて自分の人生に起きる結果を受けとることができるようになり」、それはそのまま「自分の人生を受け入れられるようになる」
のだと思います。
余話として
『流れに身をまかせる』ことについて、灘校で国語の教師をされていた橋本武さんは、著書『学問のすすめ』の次のようにいわれています。
≪学問のすすめ より≫
「人生には、大きな選択をすべき時期が何回かやってきます。
…私は、いつもいわれるがまま、されるがまま、流れに逆らわないで来ました。そしてその状況を潔く受け入れたら、あとはくよくよ考えず、目の前のことに一生懸命取り組んできました。今、百歳という視座から、自分の人生を振り返ってみると、「成り行き任せ」でなんと上手くいった人生であろうかと思います。」
100歳という人生の視座に立って、はじめて、
『流れに逆らわない(流れに身をゆだねる)ことが大事ということを実感できる』
のかなと思います。
「流れに身をまかせる」のは「どうなるのかわからなくて怖い」と感じるのは普通のことだと思います。
ただ、人生の先輩が「成り行きまかせで上手くいった」といわれているのを聞くと、「流れに身をまかせることはやはり大事」なのかなと思います。
橋本武さんの本は『人生とは何か』の記事でもご紹介しています。
『人生とは何か』について新しい視点が欲しい方は人生とは何か|人は何のために生まれてきたのか|生きる意味とはを参考にしてください。
管理人ラボは「流れに身をまかせる」とい言葉を聞いて、あるお方を思い浮かべます。
天台宗の酒井雄哉大阿闍梨は「自然の流れ」という言葉をよく使われていました。
「ただ自然に…」
「自然に逆らうと良くない…」
酒井雄哉大阿闍梨が言われる「自然」とは、「流れに身をまかせる流れの元」なのだと思います。
そして、「流れに身をまかせる流れの元=自然」は人間に力では変えることができない流れ。
ですので、「自然に逆らうのは良くない=逆らっても無駄=受け入れるしかない」になるのかなと思います。
管理人ラボは酒井雄哉大阿闍梨の本も何冊か読みました。
あなたも酒井雄哉大阿闍梨の本を読まれると、何か得るものがあると思います。
ダーウィンは、
「強いものが生き残るのではない。適応するものが生き残る」
といったと聞いています。
この言葉は「変えられない環境(運命)には適応するしかない」ということを物語っていると思います。
このように考えると、「流れに身をまかせる」方法としては「与えられた現状に最大限適応すること」が最も大事なことなのかなとも思います。
ですので、
- 流れに身をまかせたい…
- でも、その方法が良く分からない…
このように思ったときは、まずは「現状に適応することが大事」と思うところから始めてみてはいかがでしょうか?
「流れに身をまかせる=運命」についてより詳しく知りたい方は、運とは何か?運とは運ぶもの|目に見えない自分を運ぶものを「運気」というを参考にしてください。
まとめ
「流れに身をまかせる」とどうなるのかを考えてきました。
結論の一つとして、
「流れに身をまかせる」と「自分の人生を受け入れられるようになる」
のではないかと思います。
人生の目的には、いろいろな目的があると思いますが、
その一つとして「自分で自分を受け入れること」もあるのかも知れません。
では、「自分で自分を受け入れること」とは、どのようなことなのでしょうか?
「自分で自分を受け入れること」とは「自分自身に満足する」こと
といって良いかも知れません。
「自分自身に満足すること」の「自分自身」とは自分の人生そのもの…。
ということは、「自分自身に満足すること」とは「自分の人生に満足すること」となり、
そういったことを考えると、
「流れに身をまかせる」ということは「自分の人生に満足できるようになること」なのかなとも思います。